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2011年2月13日東京での奄美応援コンサートに約300人集結!ーきょら島コンサートー

 

このコンサートは奄美3世で観光大使でもある萩原かおりさんが奄美豪雨災害に対し「何かできることはないか」と立ちあがった。クラシック界でも活躍する萩原かおりさんは音楽を通して多くの方に奄美を知ってもらうことをテーマとして奄美に携わっている人や国内外でも活躍するアーティスト、昭和音楽大学に関わ演奏家に声をかけた。ジャンル問わず「奄美を思う結いの精神」が一つになり会場を賑わせた。

萩原かおりさんについて

http://amaminchu.com/entertainment/geitassya_musician.html#ha

ロビーでは来場したお客さんと奄美の人との交流を深めるために実行委員でもある瀬本ひろみさんが元気よく声かけをし「奄美の人へ応援メッセージフラッグ」と豪雨災害募金活動が積極的に行われた。

 

奄美在住の久野末勝さんが撮影した写真が展示されていた。奄美の美しさに足を止める人が多く、これを機に改めて「奄美」知った人も多かったのではないだろうか。

 

受付では奄美のセントラル楽器の指宿正樹さんから送られた「奄美のたんかん」を実行委員の圓山和昭さんが来場したお客さん一人ひとりに手渡しで配布した。 

 

コンサートのトップバッターには須藤亜美さん、板津美穂子さん、白鳥光夏さん、高橋慧さん、田中理佳さん(コーラス)、案野弘子さん(ピアノ伴奏),西平せれなさんが華やかなステージを作り上げた。奄美出身の西平せれなさんは今回はパーカッションで参加。普段は島唄をアレンジし、パーカッションヴォーカルとしても活動。期待されている奄美ミュージシャンの一人。

曲名:ショーほどに素敵な商売はない・星に願いを・ひとりじゃないよ

西平せれなさんについて→ http://amaminchu.com/entertainment/geitassya_musician.html#na

 

続いて、下倉結衣さん(メゾ・ソプラノ)と本橋亮子さん(ピアノ伴奏)が奏でる恋の歌にオーディエンスは心を酔わせる。

曲名:「フィガロの結婚」より 恋とはどんなものかしら・カトレアの詩

 

白いスーツを身にまとい力強い根岸弥生さんのピアノ演奏は聞く者を虜にさせた。

曲名:ノクターン 遺作 cis-moll

 

今回、ミュージカルナンバーやオペラという音楽に魅了された人はとても多かったのではないだろうか。

マイクを使わないホール会場で迫力ある声を披露した柴田智子さん。天井を突きぬけそうなほど響きわたる歌で客席からも力づよい手拍子が。世界の実力を感じ一瞬で背筋が伸びてしまうほど圧倒されてしまった。

曲名:‘サマータイム’「レ・ミゼラブル」より ‘彼を帰して’・「トスカ」より 歌に生き 愛に生き

柴田智子さんオフィシャルサイトhttp://www.tomokoshibata.com/

 

癒しのメロディを奏でる堀 雅貴さんと(マンドリン・マンドラ・マンドロンチェロ)と泊り美穂さん。一つひとつの音に思いが込められていて、違う世界へいるような気分にさせてくれた。

 

主催者でもある萩原かおりさんはソプラノ歌手としても活躍されており、豊かな表現力でオーディエンスに感動を与える。案野弘子さんのピアノ伴奏とともに表現され、心を丸ごと包むような優しさを感じてしまう。萩原かおりさんの歌声には人柄の良さがにじみ出ていて聞く者は涙してしまうだろう。

曲名:「ボエーム」より 私の名はミミ 

 

ロビーでは「奄美豪雨災害」の写真も併せて 展示された。想像以上の被害に言葉を失ってしまう。奄美に起こった災害をお知らせし、少しでも今回のイベントの力になれればと久野末勝さんが撮影したものだ。

 

奄美市東京事務所の吉富進さんから具体的な被害件数などを発表された。また、奄美の災害に様々な形で協力した方々へのお礼の言葉が贈られた。

 

萩原かおりさんからの報告として、日本画家・田中一村を題材にした映画「アダン」に田中一村役として出演した榎木孝明さんからのメッセージが読み上げられた。「映画撮影で長期滞在していた奄美は夢のような時間を与えてくれた。奄美の災害映像報道を目にするたびに心が痛みました。これは、地球からのSOSのサインで自分達の欲望の為ではなく、地球そして宇宙の為に何が出来るのかを私たちも一人一人が真剣に考えなくてはいけない時期にきているのではないでしょうか?」と人間が及ぼす自然破壊について深刻に取り組む声かけがされた。

 

続いては、有村美保さんと斉藤KAZUさんが演奏する手話を加え、身体全体で表現する「花」。辛い時こそ奄美の人は笑顔を忘れないという島文化を伝えた。

奄美出身の有村美保さんだから伝えられる歌がある。苦労を乗り越え温かい歌と笑顔で花を咲かせた。

曲名:SHOW ME ANGELS・花

 

奄美民謡大賞でも数多くの受賞を誇る奄美出身の里アンナさん。マイクの無い会場にも関わらず力強い声と三味線で島唄を歌った。会場から飛ぶハト笛やチヂン太鼓が重なり、更に盛りあがる客席では初めて奄美の島唄を聞いた人も多かったのではないだろうか。

曲名:黒だんど節・豊年節・ワイド節

里アンナさオフィシャルサイト→ http://www.pacificmoon.com/anna/

 

 島の古き良き伝統「奄美の大島紬」を披露した萩原かおりさん。奄美でもなかなかお目にかかれない大島紬のドレスは懐かしくもあり、新しいスタイルにも見える。歌物語を歌う姿からは奄美を思う気持ちを強く感じられ希有な存在感に心奪われる。クラシック歌手で自作の歌を歌うといったスタイルはとても珍しく萩原かおりさんが奄美と出会い作詞・作曲した歌を直接、耳に届く生声で多くの人に伝えられた。心地よいメロディと奄美を綴った歌詞が故郷の情景を思い出させる。

曲名:歌物語「愛加那」より きょらむん・夜の桜は…・ネリヤカナヤ・祈り

 

最後に萩原かおりさんが作詞・作曲した「ひとりじゃないよ」という曲をお客さんと共に合唱した。もともと受付で配布された楽譜を観客は手に持ち、「人間は一人ではない」という意味を込められた歌を会場中が奏でた。このイベントも、たくさんの賛同者がいたからこそ成り立ち、そして、誰かのためになるという人間らしい気持ちを思い出させてくれる。

 

コンサートが終わる頃、「メッセージフラッグ」にはたくさんの方々からの寄せ書きで心温まる大きな旗が完成していた。メッセージを書いた人も受け取る人も、今回の災害から繋がり得たものは大きかっただろう。

 

コンサート終了後、ロビーではコンサートに携わった方々が集結した。「ボランティアで賛同してくれたアーティストや裏方として手伝ってくれた人、駆けつけてくれた御客様、一つでも欠けていたら、コンサートは成り立ちませんでした」と萩原かおりさんの言葉で乾杯。思い合う心が一致団結し、「きょら島コンサート」は大盛況で終わった。                                                     

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