エンターテイメントトップニュース&トピックスインタビュー&特集イベントレポート芸達者データベース

リッキ
清涼感溢れる澄み切った歌声で、聴く者を魅了するRIKKI。シマ唄からポップスまでこなす、奄美大島の音楽シーンでは外すことのできない歌い手だ。時折少女のような表情を見せながらも、その確かな歌唱力で国際的にも活躍している。

今年(2006年)の2月に開催されたファイナルファンタジーコンサート・横浜公演以降、産休のため活動を自粛していたが、5月にめでたく第一子を出産。そして7月のロンドン公演より復帰した。今回リトルジャックオーケストラのコンサート出演のため、在住の佐賀県から上京した彼女に近況を伺った。


Interview○Page 1|




復帰ライブのエピソード


 ――復帰後の第一弾コンサートが、イギリスのロンドンとはさすが!ワールドワイドに活躍されてますね。まずはこのときの様子から聞かせてください。

リッキRIKKI: ご存知の方も多いと思いますが、5月に出産をしました。復帰後のライブの第一弾がロンドン。「City of London Festival」という2日間のステージで、日本をテーマにしたものでした。日本から参加された方もいたり、着物や盆踊りなどで、街でも日本の雰囲気を出していましたね。会場はタワーブリッジの近くの「The Spitz Club」というクラブ(ライブハウスという言葉は和製英語)で、当日までどんなお客さんが来るかは分からなかったんです。結局半分は日本語学校の生徒さん達で、もう半分は飛び込みで入って来たお客さんでした。
次の日は昼間で、「Guildhall Yard」という広場の舞台でした。そこには提燈が下がっていたりして、やっぱり日本を意識していたみたいです。雨だったせいか、すごくのんびりしてましたね。でも200〜300メートル先はテロがあった場所だったので、警備も厳しかったです。どこを通るにもセキュリティチェックがあって…。そして会場の目の前には教会があって、本番中に鐘が鳴ってテロ被害者へのお祈りが始まったんです。それでコンサートも中止になっちゃったんですよ!でも集まった皆さんは物足りなかったんでしょうね、CDが売り切れて、足りなくなってしまいました。そんなバタバタした2日間でしたね。

 ――お疲れ様でした。HP上でも、写真が上がっていますね。この時のメンバーを紹介してください。

RIKKI: メンバーは菅原弘明さん(ギター)、中原信雄さん(ベース)、中北裕子さん(パーカッション)に、私が三味線を入れて。最近はこんな、バンドのスタイルなんです。去年このバンドでドイツにも行きました。リズム隊が入ると、奄美のリズム、八月唄のムードも出せたりして良いですね。初日はたっぷりと時間があったので、しっとりからお祭りムードまで演奏しました。そして最後の六調では、皆に真似て踊ってもらって、初めて酸欠を味わいました(笑)。後で聞いたら空調が止まっていたって…(笑)。

 ――帰国してから、日本での復帰ライブもありましたね。こちらは黒田亜樹さんとのピアノデュオでした。

RIKKI: 企画は1年前くらい前からでしたか…。亜樹さんとはずうっと、やろうやろうって言っていたんですよ。亜樹さんがイタリアから帰ってきて、話が急に発展していきましたね。初めてお会いしたのは、私がまだ20歳くらいの時ですから、もう長いお付き合いになります。確か渋谷のライブハウスでやった時で、女性だけのバンドの中にいたんですよ。亜樹さんは現代音楽というか、クラッシックの人なんですけど、お互い波長が合うんですね。関西のおばちゃん的で、音楽以外でも話をしやすいです。

 ――お二人の音楽性は大きく異なりますのですが、本番までのスタジオリハーサル作業はどんな風だったのでしょうか?

RIKKI: そうですね、亜樹さんのお宅にはグランドピアノが2台あるんですよ。そこで私の三味線にピアノをつけてもらったり、亜樹さんがピアノを弾きだして、それに私が三味線をつけたり。やりたいことを、お互いにコミュニケーションをしながら、理解し合ってって感じです。
リッキ
 ――作業中のエピソードなどはありますか?

RIKKI: 実は亜樹さんも母親なので、その辺で話がというか、苦労なんかが、言わなくても分かるって感じで…。話の方がリハより長かったかもしれませんね(笑)。なかなか作業が始まらなかったりするんですよ!でも2人とも(音楽には)あんまり違和感はないんですよ。亜樹さんの世界は亜樹さんの世界でやってると思うし、私の世界に亜樹さんも自然と入ってくる感じで。それはきっと、長い付き合いがあるから出来ることかもしれませんね。

 ――コンサートでは、大島紬を使った衣装も印象的で素敵でした。

RIKKI: (母に)マタニティ用に作ってもらったんです。最近多いみたいですね、大島紬のアレンジって。チャイニーズ風は結構以前からあるんですけど、チマチョゴリは無いですよね。


 

次のページへ>>


このページの先頭へ