Interview○Page1|2|3|
喜界島から大きな世界を目指してみるのも
面白いんじゃないかって
――では、そのCDの内容を簡単に教えてもらえますか?
Nie: 3曲だけなんですけど、今、僕たちが一番伝えたいことが詰まっています。どれも押し曲なので、ミニベストシングルって感じです。メイン曲は『チバリヨ』という曲です。『願いは叶うよ』という曲は鹿児島歯科学院のCMで流してもらえるようです。そして『特攻花』。この曲はメディアでも色々と取り上げてもらっているので、認知度は高いと思います。これは喜界島の空港に咲いている花なんですけど、1年半前に仲田千穂さんという女性カメラマンと知り合いまして、花に纏わる話を教えてもらい、作った歌です。それまでは話どころか、存在すら知らなかったんです。
仲田さんは5〜6年間花を撮られていて、写真を使って平和へのメッセージを訴えていて、僕らも共感というか、すごいな、と。そこで歌でメッセージが届けられたら、と思って作ったんです。
――『特攻花』のエピソードには、心を動かされますよね。
Nie: 出会った後に仲田さんの写真展がありまして、そこで僕らの曲がBGMで使われることになりました。写真展には何千人という来場者があって、そこからの繋がりは大きかったと思います。
――そしてメインの曲『チバリヨ』というのは?
Nie: これは僕らのじいちゃんが闘病生活を送っているときに作った応援ソングです。無理せずに頑張ってほしいという思いを込めて作りました。
チバリヨ チバリヨ でもチバリすぎんなよ
甘エリヨ 甘エリヨ でも甘えすぎんなよ
僕らにとって曲を作り始めるきっかけになりました。僕らの原点とも言えますね。
――と、言うと?
Nie: この応援ソングを作った事が、doki dokiのきっかけだったんです。今まで歌手になりたいって夢はあっても、何をすればいいのかを考えている状態で。そういうことがきっかけで、曲を作ろうという気持ちになりました。それまではある曲をコピーしているだけだったんです。一度就職して、島を離れましたし。
――でも島に帰って来て、いいタイミングでSABANIが出来ましたよね。
Nie: はい。もうすぐ1年になりますが、出会ったきっかけは祭りです。マスターのノリ(栄 忠則)さんは以前エイサーのリーダーをやっていたんですけど、僕は島に帰ってきて、島では島でしか出来ないことをやろうと思ってエイサーを始めたんです。その時に知り合いました。と言っても、ノリさんは僕らの事を知っていたみたいです。僕らは高校の時からダンスが好きで、ノリさんが運営する島の祭りにも出ていましたから。そこで『来年くらいに自分の店を持ちたい、ライブができる店を持ちたい』という話を聞かされました。
――誘われたというわけですね。
Nie: その時はそうでもなかったんですけど、徐々に、そうか、喜界島から大きな世界を目指してみるのも面白いんじゃないかなって。でもZinはヤダヤダ、絶対反対って。それを、「いや、喜界島からだ」って説得して。東京には、音楽目指している人たちがいっぱい居るじゃないですか。それに(ここに居れば)時間だってあるし。音楽を煮詰めて、自分たちを煮詰めて、それから行こうって。
――そして最後には彼も納得して、島で活動を始めたんですね。
Nie: 最初はシブシブだったんですけどね。

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