2006年9月2日(土)に恵比寿天窓SWITCHにて行われた朝崎郁恵「新たなピアニストと八月唄」。お囃子は新原恭子さん、鳴り物はやいちろうさんといつものメンバーが揃ったが、ピアニストに江草啓太さんを迎え、八月唄をテーマとしたいつもとは趣の違うピアノ演奏でのライブとなった。
ときに優しく、ときにダイナミックに展開する
江草版朝崎ミュージック
前半の第1部は、お馴染みの「はまさき」「十九の春」などしっとりと歌い上げる美しいバラードで構成された。黒木千波留さんのピアノ演奏は繊細でクールな印象を受けるが、初めて耳にする江草さんのピアノは繊細でダイナミック。イントロはもの悲しい耳なれたメロディーで始まるが、間奏のピアノソロに入ると江草さん独特の即興のような演奏スタイルで、いつもとはひと味違ったオリジナルの世界観をつくりあげていた。
1部の最後に演奏された「行きゅんにゃ加那」のピアノソロは、畳みかけるように激しく響かせる音色が、胸にせまった別れの辛さをより一層引き立たせていた。

後半第2部に移ると、テンポのいい軽快な曲が続く。「東(あが)れ立ち雲」から「いとぅ」へとつづくメドレーは圧巻だった。パーカッションを叩くようなリズムを生かした演奏は、往年のエルトン・ジョンの「土曜の夜は僕の生きがい」を彷彿させ、朝崎さんとのコンビネーションもバツグンで、聴いていて壮快だった。そのノリを保ったまま次の「豊年節〜六調」でフィナーレ。
アンコールには、しっとり系に戻っての「おぼくり〜ええうみ」、最後は朝崎さんと観客で「ふるさと」の合唱で幕を閉じた。
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朝崎郁恵さんの衣装を見るのも楽しみのひとつだ。大島紬の着物やオリエンタルなデザインの洋服などをいつもかわいらしく着こなしている |
しっかりと脇を固める,三味線とお囃子の新原恭子さん |
 鳴り物のやいちろうさんが振り回しているのはナウシカの虫笛?オームが寄ってきそうです |
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| ボーズで小柄なメガネの江草さんは, 長髪でクールな黒木さんとは対照的 | |
江草啓太(えぐさ・けいた)
1968年東京生まれ。5歳よりクラシックピアノを習い、小学校高学年からシンセサイザーに親しむ。東京音楽大学ピアノ科在籍時からプロ活動開始。 92年より伊藤多喜雄のバックを務め、中近東公演、ライブCDなどに参加。94年ジョン・ゾーン作曲の「コブラ」「ベジーク」で作曲者と共演。以後、島田歌穂、夏木マリ、bird、坂本美雨、加藤登紀子などのコンサートやレコーディングに参加。 |
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2006.9.2 恵比寿天窓SEITCH セットリスト
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第1部
- 朝花
- 徳之島節
- 長雲
- はまさき
- よいすら
- 五木の子守歌
- 十九の春
- 行きゅんにゃ加那
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第2部
- 一切朝花
- すばやど
- 雨ぐれ
- 千鳥浜
- 東れ立ち雲
- いとぅ
- 豊年節〜六調
アンコール
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