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伝統文化芸能交流会伝統文化芸能交流会伝統文化芸能交流会
2006年9月24日(日)さわやかな秋晴れのこの日、めぐろパーシモン大ホールにて、関東伊仙町会創立80周年記念の式典と、伝統文化芸能交流会が催されました。関東伊仙町会が創立して80年とあってか、さすがに大勢のお客さんが集まり、広大なホールが熱気を帯びていました。

吉川・田井
■式典
13時35分頃から記念式典が始まり、壇上には関東伊仙会会長・樺山浩三氏を始め、伊仙町長・大久保明氏、東京奄美会会長・田中達三氏や各方面からの来賓がずらりと顔を並べていました。
式典は、元NHKアナウンサーの吉川精一氏と、天城町出身のアナウンサー田井茂子さんによる司会で進行。さすがに安心して見ることができます。
樺山会長大久保町長樺山氏によるあいさつの後、歴代の会長などが功労者として表彰されました。そして大会名誉会長として伊仙町長の大久保氏からあいさつがあり、来賓からは、元NHK会長の川口幹夫氏や南カリフォルニア県人会会長の西元和彦氏、関西伊仙町連合会会長など7名による祝辞が述べられました。そして町旗贈呈式、祝電披露と続き、14時半過ぎ、式典は終了。皆さん一様に安堵の表情が見られました。


■伝統文化芸能交流会
続いて、記念イベントの「伝統文化芸能交流会」が始まりました。日本縦断の形で、北は北海道から南は沖縄、そして奄美まで、その伝統文化を鑑賞しようというもの。こちらも引き続き吉川氏と田井さんによる司会で進行です。
まずは若手唄者たち、伊仙町の幸野泰士、笠利町の山下聖子、松崎博文、喜界島3人娘の前泊佑香、生田あゆみ、田向美春による、各地の「朝花節」でスタートしました。
朝花節朝花節

アイヌ古式舞踊次に北海道白糠町の「アイヌ古式舞踊」。小学生から大人まで、総勢15名によるアイヌに伝わる昔ながらの唄と踊りが披露されました。衣装の模様と色使いが独特です。唄も伴奏として楽器は使わず、手拍子のみの素朴な唄い方ですが、まさに音楽の<原点>という感じでした。そして子どもらがキツネの様子を体で表したり、鯨の解体に群がるカラスとおばあさんとの様子を表したりと、寸劇のようで面白かったです。昔ながらの生活の様子も、こうして唄を通して伝えられてきたんですね。


澤田勝仁お次は青森から「津軽じょんがら」。名人の澤田勝仁氏が「津軽じょんがら節」を三味線で弾き始めると、会場は一気に引き込まれます。そのバチさばきと激しい抑揚、音階の広さ、メロディアスな旋律から、まさに津軽の情景が浮かんでくるようで圧倒されました。奄美の三味線は、こうして比べてみるとのんびりした南の島の趣があります。
曾我了子美鵬那る駒「じょんがら節」が終わると民謡歌手の曾我了子、鳴り物の美鵬那る駒が登場。津軽の民謡を楽しいトークを交えながら聴かせてくれました。


越中おわら節続いては富山から「越中おわら節」。三味線と中国の胡弓という珍しい形態での演奏に合わせて、男性4名、女性8名の踊り手たちがとても上品で美しい踊りを披露しました。胡弓のなんとも切なげな旋律と、三味線、唄がゆったりと、そして優雅に融合しています。それは日本でありながら異国情緒の漂う、何か不思議な世界を見ているようでした。踊りも、手足の動きが本当に繊細で「舞」に近い印象を受けました。


竹富島民俗芸能伊勢音頭それから一気に南へ飛んで、沖縄県竹富島から「竹富島民俗芸能」です。東京竹富民俗芸能研究会の16名による唄と踊りで、ここもやはり畑仕事を表すために、笠やクワを小道具にしていており、奄美とはちょっと違うのが分かります。沖縄の音階に合わせて、とても明るく楽しい踊りでした。

そして特別出演として、琉球舞踊の南郷流家元、碇浩二氏による「伊勢音頭」が披露されました。女形の舞踊がとても妖艶で美しかったです。



幸野泰士山下聖子松崎博文元田優香

短い休憩を挟んで、いよいよ奄美勢による島唄の番です。伊仙町から駆けつけた幸野泰士が松崎博文のお囃子と元田優香のチヂンを伴奏に「徳之島節」など4曲を唄いました。続けて山下聖子と松崎博文が「芦花部一番」など3曲、喜界島3人娘が元田優香のチヂンで「奄美よい島」など3曲を明るく元気に唄うと、会場は一気に盛り上がり、ステージで踊りだすオジサンまで!やっぱりみんな島唄が大好きなんですねえ。

生田あゆみ前泊佑香田向美春ダンサー


朝崎郁恵再び休憩を挟んだ後は、先程の若手唄者たちに代わり、大御所の朝崎郁恵の登場です。お囃子に新原恭子、三味線に松崎博文、鳴り物に弥一郎、チヂンに元田優香を交え、まずは伊仙町会のお祝いに合わせて「徳之島節」から。
次いでピアノに江草啓太を迎えて「はまさき」を唄い、「よいすら」では、碇浩二間奏の場面で朝崎さんが舞台下手にはけると同時に、上手から琉球舞踊の碇浩二氏が静かに登場。ドラマティックなピアノの旋律に合わせて、うっとりするほど美しい踊りを舞いました。朝崎郁恵ピアノと奄美島唄と琉球舞踊…めったにお目にかかれない、その斬新かつ優美なコラボレーションの実現に、会場が感嘆の息に包まれました。まさに朝崎さんのステージならではでしょう。
そして再び碇氏と入れ替わった朝崎さんは、「千鳥浜」から「いとぅ」そして「おぼくり〜ええうみ〜」と唄いました。朝崎さんは前日奄美から戻ったばかりでお疲れのはずなのに、しっかりと唄われていて、さすがでした。客席の皆さんもうっとりと聴き入っていた様子でした。
朝崎郁恵


朝崎さんの唄で落ち着いた会場をひっくり返すくらいの盛り上がりを見せたのは、徳之島だけに「模擬闘牛」とワイド節でした。「模擬闘牛」では、人が牛に扮し、闘牛大会を再現。本物さながらのアナウンスがまた面白く、会場からも笑い声が絶えませんでした。更にワイド節が始まると、奄美会女性部、徳之島町女性部、天城町女性部、喜界島女性部、関西伊仙会婦人部の女性たちが客席の間で踊り、会場全体を巻き込んでの大盛り上がり!やっぱり徳之島といえばワイドと闘牛なんですね!
模擬闘牛ワイド節


沖縄エイサーひとしきり盛り上がったところで、再び沖縄に戻って「沖縄エイサー」が始まりました。人数は唄者の他に4人だけで少々寂しい感じでしたが、一糸乱れぬその踊りと太鼓のリズムはやっぱりかっこよかったです。


そして、いよいよフィナーレの「六調」です。やっぱり最後はコレですよね!皆ステージに上がって踊って、すごい盛り上がりでした。六調も大勢だとやはり圧倒的です。朝崎さんや唄者たちもステージで唄っていたのですが、姿が見えないくらいでした。

六調六調六調

こうして、5時間にも及ぶ盛りだくさんの式典・イベントは無事に幕を下ろしたのでした。80周年の次は90周年?その時はまた賑やかに執り行われることでしょう!


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朝崎郁恵月例会



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