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年中行事の料理


奄美大島では大晦日(年の夜)に家畜の豚を丸ごと殺し、「中身スイムン(吸い物)」という料理を作ります。「中身」とは豚の腸や肝臓などをいい、大根や人参を使い、味噌で味付けます。
さらに「ウァンホネ(豚骨)ヤッセ(野菜)」という料理を作ります。茹でて脂抜きをした豚骨と、山のツワブキをアク抜きしたものを味噌か醤油で味を付けてゆっくりと煮ます。
残った豚肉は塩漬けにして保存します。

正月やお祝いの時に必ず出すのが「三献」。これは餅の雑煮と刺身と地鶏の吸い物を一つ一つ頂くものです。

3月の節句には、よもぎ餅を作って食べる習慣があります。米の粉を蒸した芋と黒砂糖をあわせてこねたものをカシャ(月桃)の葉で包んで蒸したもので、よもぎと月桃の香りに、春の恵みを味わうことができます。

5月5日は「アクマキ」を作ります。米を灰汁につけた物を、竹の皮か木綿袋に入れてなべで炊きます。炊き上げたら、白砂糖かきな粉をつけて食べます。

旧暦7月13日から15日はお盆で、朝昼夜と料理を供えます。家庭によって少しずつ違いますが、「ソーメン汁」「野菜の煮物」「クワァリ(田芋の茎)の酢味噌和え」などが多いようです。