
年末はお餅をついて年越しそばを食べて、お正月には真新しい服を着ておせち料理を食べる…。
ところで、奄美の島々でもお餅を食べるの?おせち料理は作るの?門松は立てるの?
気になる奄美のお正月を見てみましょう!


奄美(主に奄美大島)では、年末には「ワンホネ(骨付きの豚肉を塩漬けし、それを煮込んだもの)」を食べて新年を迎えます。ツワブキと一緒に煮込んだものが多いようです。年越しそばは食べません。
奄美群島でも最南端の与論島では、大晦日の正午に「ミシジマイ」という炊き込みご飯とお吸い物、お刺身を、神様にお供えするという風習も残っているそうです。
年が明けると、 「三献(さんごん)」をいただくのが奄美流のお正月。おせちやお雑煮はありません。
奄美でも集落ごとに違いはありますが、
≪一の椀≫
お餅の入ったお吸い物
≪二の膳≫
お刺身と生姜
≪三の椀≫
鶏出汁や豚出汁のお吸い物
というのがほぼ一般的なようです。お吸い物がふたつもあるのがおもしろいですね。
お吸い物は、集落ごとによって入る具材(かまぼこやゆで卵、椎茸など)が変わるようです。
一の椀が豪華だったり、三の椀のほうが豪華な具材だったり、いろいろあります。
さらに、この「三献」に前後して
お屠蘇(清酒あるいは黒糖焼酎)・塩・干昆布・干イカを食べます。
これも場所によって最初に食べたり最後に食べたりするようです。
「三献」というと、「屠蘇三献」という風習が西日本に残っています。もともとは「屠蘇散」という薬酒のようなものを、三杯ずつ飲んで一年の無病息災を願うというものだったそうです。
奄美の「三献」は、全国的にも特殊なのですね。
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お正月飾りといえば、門松に注連飾りに鏡餅…。奄美でも鏡餅は飾りますが(載せるのは島ミカン?)門松と注連飾りは本土とはちょっと違うようです。

奄美の門松は、松、竹の葉、ゆずりはを束ねて、家の門の辺りに立て、根本には浜の白い砂を山の形に盛る、と言うもの。
左写真が、シンプルな正しい方式のようです。
これが本土の門松と同じように、家の入り口の左右に置かれます。
現在は砂を盛るところは少なく、専用の筒のようなものに挿したり、
入れ物に砂を詰めてそこに松や竹を差し込むというのが多く見られます。
※左写真にカーソルをのせると、別バージョンが見られます。

そして注連飾りは、門の上に飾ります。
本土の注連飾りと似ているような似ていないような…。
真ん中にくくりつけられているのは、墨と島ミカンです。
※クリックすると大きな写真で見られます。

また、さとうきびを吊るすところもあります。
注連縄の形も違いますね。
いろいろな飾り方があるようです。
※クリックすると大きな写真で見られます。
このほかにも、島ごとに違う飾りかたがあるかもしれません。「あそこはこういう飾り方だ」「沖縄はこうだ」「あそこの地方は奄美と似ているよ」という情報などがあれば、あまみんちゅドットコムにご連絡を!
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