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大島紬とは


■特長
本場奄美大島紬は、伝統的な泥染染色と世界にも類を見ない精巧緻密な絣(かすり)(反物1反(12m34cm)の柄を二百数十万個の十ノ字絣等で構成)を2大特長とする先染絣織物(織る前に糸を染め、また、糸一本一本に絣の技法で模様を染め付けていく)で、「絣の宝石」とも呼ばれ、全国的に高い評価を受けています。
最高級の練絹糸だけを素材にしており、渋い色調で、軽い、あたたかい、着崩れしにくい、しわになりにくい、雨に濡れても縮まない、裾さばきがよく絹ずれの音が心地よい、着るほどに馴染んでしなやかさを増すなど、着物として優れた性質をたくさん持っています。 また、昭和49年5月に公布施行された「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に基づき、昭和50年に本場大島紬も、「伝統的工芸品」の指定を受けています。

■本場大島紬の種類
本場大島紬は、経糸・横糸ともに絣(かすり)括りされた糸を使用する「経緯絣(たていとかすり)」の大島紬と、横糸のみに絣(かすり)括りされた糸を使用し、たて糸に縞や無地の地糸を使用する「よこそ」と呼ばれる大島紬に別けられます。 また染色方法によって下記の種類に別けられています。

■泥大島: 伝統的な車輪梅(シャリンバイ)泥染法で染色した糸を用いて織り上げられた高級な紬。泥染ならではの、しっとりとした深みのある光沢をもち、黒の地色に薄茶がかった白絣を主体とした柄模様を表している。

■泥藍大島: 植物藍で先染した糸を絣むしろにしてそれを車輪梅(シャリンバイ)泥染で染色したもの。地色が泥染特有の渋い黒地になり、絣(かすり)柄の部分が藍色を主体に表現された上品な風格の漂う紬。

■草木泥藍大島: 車輪梅(シャリンバイ)、藍以外の草木などの天然染料で染められ、古典的な染色法に改善を重ねて染め上げたもの。

■色大島: 化学染料を使用して、色絣模様に染色したもので、色使いが自由なのでモダンなものや大胆なデザインも豊富にできる。

■白大島: 地色を染めずに、白のままで絣(かすり)模様に色を入れた爽やかな印象の紬。春の終わり、秋の初めなど単衣仕立にしてもよし。